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徳島 発心の道場 9 [お遍路]

2005年 1月6日
 今日は良い天気とは言えないまでもそれでも天気はもっていた。今日の予定では22番目の
平等寺まで行けると良いなぁーと思っているのでありますよ。と言うかそこへ行くしか宿がない
ような状態だったりするのでありますよ。途中にも宿があるんだけど、12キロしか進めないと
言うのではね(苦笑)。今回は行けるだけ行きたいなと思っているのでもう少し頑張って歩く
とします。
 と言う事で歩き出したのでありますが、今日は遍路ころがし第2弾。3キロで500メートルの
高さを超え、また下りて、今度は4キロでまた520メートルの高さまで登りと峠コースだったり
するのでありますよ。
 ひとまず20番目の鶴林寺を目指す。お遍路道を歩いているから峠道を黙々と歩く。途中に
道路と交差するけど、でもずっと山道。上を見上げればず~~っと続く登りの道。歩き出して
20分もするともう汗が噴き出してきて、きていたウインドブレイカーをやっぱり脱いでしまった。
暑くてしょうがない。結局Tシャツになり歩く。本当、この季節は人をが少ない。まあ、峠道を
歩いているから人に会うことはないしね。車も来ないから杖と鈴の音のみが聞こえる静かな
道を歩く。午前中に何とか鶴林寺に到着。いやー暑い。冬なのにね(笑)。
 さて無事に納経を済ませてので、次へ。今度は下坂を下っていくのでありますが、膝が痛み
出してきたのでありますよ。昇り道よりも下り道のほうが足へのダメージが大きいのであります。
 それで何とか下りきったときはほっとした。でも、すぐにまた昇り道。いくら、下りよりはまし
かと思うけど、やはり昇りは思ったよりも速度が出ないし、体力的にきつい。この道も峠道。
 半分くらい歩き通したあたりからまた急なのぼりになりまして、2キロで340メートルも急坂を
乗り越えまして、無事に21番目のお寺 太龍寺に到着♪いやーほっとしました。無事にここまで
着く事が出来たのには嬉しい。でも、今日の目的地はここじゃなくて、まだ10キロ歩かなくては
いけないのでありますよ。ほっとしたけどね。ひとまず、ここでも納経を無事に済ませて、いざ
22番目の平等寺へ。ここまで何とかたどり着きたいなぁーと思うのであります。
 と言う事で、のんびりも出来無いので急いで歩みを進めたのでありますよ。また、ここからの
道のりも辛かった。下りではやはり足が痛い。特に膝が痛むのでありますよ。杖があるから
何とかもっている様な気がするのであります。本当、この金剛杖のお陰で先に進めているのだ
なぁーと思う。この金剛杖に書いてる文字を「南無大師遍照金剛」を唱えながら歩く。
 体や足は痛いんだけど、でも歩みを止めない。歩ける喜びを感じるのでありますよ。この痛みは
生きている証拠。辛いけど、歩ける。痛いけど歩ける。ただ歩いているだけなのに、心はとても
落ち着いていく。風の音。落ち葉を踏みしめる音。自分の息遣い。静寂の中で感じる事が出来る。
 そんなこんなで無事に22番目の平等寺に着きました。もう、時間ぎりぎりに到着。納経をして
もらえる時間は17時まで。もう10分前にたどり着きまして、急いで納経と、お参りをしました。
 あーこれで何とか予定の場所までたどり着くことが出来ました。早速隣の宿 山茶花に泊まろう
と思っていたんだけど、なんと休業‥‥(苦笑)。えっと、今日の宿どうしよう‥‥(苦笑)。ここしか
考えてなかったのも有ったし、道中電話をかけても全然繋がらなかったし、電波が悪いだけかなと
しか考えてなかったので‥‥(苦笑)。急いで、お遍路の地図を見て最寄の宿を探したのであり
ます。お寺に公衆電話がありましてそこに宿一覧が載っていたのでありますが、ことごとく無理との
こと(苦笑)。さすがに参りました。でも、捨てる宿あれば拾う宿有り(笑)。結局 清水旅館 さんに
決定♪でも、距離として結構あって、歩きだといつになることやらと思ったりしたのでありますよ。
 最寄の駅まで2.5キロ。で、電車に乗ってなのでね(苦笑)。その旨を宿の人に話したらなんと
迎えに来てくれました♪凄く嬉しかった。もう、性も根も尽きていた状態だったしね。待つこと15分。
宿の人が迎えに来てくれました。ここの宿は凄く良かった。今までの中で一番に感じたのであり
ますよ。宿の女将さんも親切だったし、凄く料理もおいしかった。もうただ寝れるだけでも全然
良かったくらいなのに、わざわざ料理まで作ってくれまして。人の親切が身に染みました。
 今日一日山道を一人で歩いて、色々と考えたり、感じる事が出来た。自分がちっぽけな存在だな
と言うことを知ったし、悩んでいたことって結構ちっぽけなことだったのかもって思えた。なんだ、
たいしたことないじゃんってね(笑)。お陰で、膝はもう痛いし、足の裏もぼろぼろで豆まで出来た
けど、この痛みや経験って言うのは普段生活している中では決して味わうことが出来る物では
なくて、今ここにいるからこそ得れたものだと思うのであります。
 明日も歩く。明日は20キロ先の薬王寺まで。今日頑張ったから明日は少し余裕をもって歩ける
かな?


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徳島 発心の道場 8 [お遍路]

2005年 1月5日
 またこの地に戻ってくることが出来ました。前回から3ヶ月が経ったけどね。その3ヶ月間は
いつお遍路に戻ってこようかずっと考えていた。それ程のよさが歩きお遍路にはあるのだ。
 今回の休みは5日間。しかし、帰宅するだけで1日かかるので結局歩ける日数といえば4日
しかない。それでも、これただけで満足だったりする。
 オリーブ松山号で徳島に朝の5時10分に着く。歩き出すにはまだ早い。ひとまず、駅で朝食
タイムとしよう。近くにコンビニがあるのでそこで腹ごしらえを済ます。よし、7時になったから
いざ出発。
 今日目指すのは24キロくらいの地点。旅館 金子や。まあ、初日と言うのもあるし、最初から
飛ばすことは辞めようと思っているのであります。それにそれ以上先には宿が無いので必然的
にここになってしまうのでありますよ。
 と言う事で、歩き出したのでありますが、さすがに1月と言うこともあって肌寒い。今回は冬
対策にウインドブレーカーを持ってきたんだけど、大正解でした。あと、手袋。さすがに南国と
言っても寒い。マフラーまで用意してきたんだけど、大正解。結構首から熱が奪われることが
あるのでね。
 天気は良かったのでひとまず歩く。街中を歩いているので寂しいとかそういう気分はなく、
なんだろう?今、ここで歩いているって言う満足感を味わいながら歩けた。朝なのと、まだ
正月休みと言う事で人が少なかった。まあ、時間的にも早いしね。そうこう歩いていると、
だんだん街中から外れていきのんびりとした道へ。四国に来ると、厳かな気持ちになれる。
なぜだろう?他人にお遍路をしていることを話すと、「偉いねー」って言われるけど、別に
偉い事をしているとは思わない。歩くのが好きなわけでない。でも、四国の道を歩くのは
苦痛ではなくて、自分と対話が出来る時間が持てる。ただ歩くだけだから、必然的に考える
事が多くなるんだろうけどね。今まで考えることを放棄してきた気がする。日々の忙しさに
かまけて、考えると言う事をしてこなかった気がする。お遍路に来ると違った自分に出会う
事が出来るんじゃないだろうか?と思う。自分が探していた事が絵が見つかるんじゃないか
と思ったりもする。それほど、考える時間が持てるしね。
 さてさて、朝早くから歩き出したのもあって18番目のお寺 恩山寺にはなんかあっという間に
着いてしまった気がする。何か考えていたわけじゃないけど、色々と今までのことを思い返して
歩いていたら気が付いたら着いていた感じだ。それ程急いだわけでもないし、のんびりと歩いた
わけでもないので10時くらいに到着。納経を済ませて次のお寺へ。次は4キロの道のりで、
19番目の 立江寺。立江寺もあっという間に着いてしまいましてね(笑)。当初はここを宿の
ポイントと考えていたんだけどあまりにも早く着くだろうと思ってその先の10kポイント先に決めた
のであります。本当、早く着いちゃったなぁーとね(笑)。
 あと、この季節柄なのか?お遍路をしている人を全然見かけません。まあ、この寒い時期に
する人はまず少ないしね。と思っていたら途中で会ったけど(笑)。凄い荷物を背負って歩いて
いました。また、どこかで会うだろうと思って、挨拶して別れたけどね。
 その後の道中は特に何も起きるわけでもなく、淡々と歩いてました。日が出てくると暖かくて
ウインドブレイカーを脱いでTシャツで歩いてけどね(笑)。やはり、歩いていると暑い。汗がでて
くるしね。でも、気持ちいいんだなぁー。杖のカコーンて言う音と杖に付いた鈴の音。心の中で
「南無大師遍照金剛」と唱えながら歩く。自分の心が穏やかで落ち着いている。これほどに
穏やかになれたことはかつて有っただろうか?幸せを感じながら歩いてました。
 結局 金子や には14時近くに到着‥‥。15時からしかあがらせてもらえないのでのんびりと
待ってました。今日歩いた距離は24キロ。初日としてはまあまあかな?明日は遍路ころがしが
待っているのでね。マッサージをして明日を乗り切ろうと思っているのであります。


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徳島 発心の道場 7.5 番外編 [お遍路]

 はい。今回のお遍路日記は番外編です(笑)。
 第1回目のお遍路は無事に終わりまして、次の日は徳島駅まで歩いたのと、途中の
ラーメン屋をはしごしただけだから。
 でも、その中にもドラマが発生しました。
 なんと、佐古駅で携帯を落としてしまったのであります(爆)。残りの電池が少なかった
ので緊急用の充電地で少しは充電しておいたけど。
 それに気付いたのが大阪に戻ってから。バスの中で落としたかと思ったけど見つ
からなかったので急いで公衆電話から携帯にかけました。
 10コール位して諦めようとしたらなんと出てもらえまして、佐古駅の待合室に落ちて
なっていたのをキヨスクおばさんが取ってくれたみたいです♪
 「取りに来る?」って言われたけど、さすがに無理なので着払いで送ってもらうことに
しました。次の日には無事に届いてました。本当、携帯を新しく買いなおさないといけ
ないなと思っていたのに、こんなサプライズが有るとは思ってませんでした。

 今回、初めてお遍路をしてみたのでありますが、辛かったけど、楽しかった。天気にも
恵まれて、リフレッシュ出来たと思う。何より、人との出会いがとても恵まれていたのでは
ないかと思う。今まで嫌で逃げ出したかったけど、また、一から立ち向かえそうです。
 そう思うと同行してくれたAさんにも感謝だし、伊藤さん、H君、S君。に出会えたのは
とても実りのある出会いだったと思う。彼らは通しなので是非とも結願して欲しいものだ。
 俺は、ひとまず先に現実の世界に戻って頑張ってみようと思う。また、すぐにでもお遍路
には戻ってくるとは思うけどね(笑)。お遍路のよさを十二分に味わうことが出来たと思う
のであります。


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徳島 発心の道場 7 [お遍路]

2004年 10月14日 
 昨日遅くまで語り合ったのに、いつもどおりと言うか朝早くに目覚める事が出来た。7時頃に
朝食を食べてみんなでわいわいと支度。
 俺は、今日、明日でお遍路は終了。なので足を痛そうにしていた伊藤さんに日焼け止めや
湿布をあげました。まあ、荷物が軽くなることは良い事でもあるしね(笑)。
 そんなこんなで8時に植松旅館を出発。これからはまた徳島駅に戻る事になるのであります。
 ここから10キロ歩けば13番目のお寺 大日寺。足の裏は痛いし、膝も痛いけど歩くしかない
わけでありますな。まあ、昨日の行程を考えれば、もうどこでも歩き通せるなと思っているので
ありますよ。なので、のんびりと言うか、マイペースで歩いていくことにしました。
 道中休憩をしていると後ろから宿で一緒だったS君に会いまして、一緒に歩くことにしました。
 二人でのんびりと歩くって言うのも良いものだなぁーとね。S君は足を痛めたみたいでのんびり
と歩いてました。俺も、足の裏の豆はいたけど、でも歩ける。歩ける喜びを感じながら歩いて
いました。お昼くらいに13番目の 大日寺に到着。納経を済ませて14番目の 常楽寺へ。
 そこでS君と別れました。やはり足が痛くて、俺のペースとは合わないみたいです。なので、
ここからは初めて一人で歩くことになりました。次の寺までは2.3キロあっという間に着いたなと。
納経を済ませて、出発する頃にS君に会いました(笑)。そして別れて、次の15番目 国分寺へ。
国分寺までは800メートル。あっという間に着いて、納経を済ませて、寺が出るとまたS君に遭遇
しました。また、あとでねぇーって別れて。16番目のお寺 観音寺へ。1.8キロの道のりを終えて、
また寺から出るとS君と再会(笑)。よく会うねぇーと笑いながらもまた別れました。道中で携帯が
なったので出てみると訃報の連絡。急に現実の世界に引き戻されました。葬式には出ないと
行けないので急いで先を進むことに。結局、17番目の 井戸寺も済ませ。徳島へ戻ってきました。
 明日は、電車で名古屋へ戻ることになったしね。徳島まで歩いても良かったんだけど、ラーメン
が食べたかったので佐古駅近くの ビジネスホテル栄月で宿を取りました。
 今日はなんかどたばたとした一日だったなぁーとね。宿でゆっくりしているとH君から電話が
かかってきて、俺より3キロ先の宿で泊まったようです。伊藤さんも一緒の宿だったみたい(笑)。
 縁は続くんだねぇーって思いました。 


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秘密兵器 [お遍路]

今回のために秘密兵器 YONEX の靴を投入。
お陰で乗りきれました。


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いざっ [お遍路]

前回の場所まで着いた。
いざこれからリベンジ開始っ


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徳島 発心の道場 6 [お遍路]

2004年 10月13日 後半部
 さてさて、休憩も終えて体力が回復してきたのでまた一路焼山寺を目指して行軍開始。
 休憩したとはいえ、道は更に険しくなってきてまして、もう足腰はぼろぼろなのでありますよ。
 杖を持っていて大正解だなって。もう杖無しでは歩けないって言うか、支えてもらってやっと
歩いていると言う状態だったかも(苦笑)。ずっと登っていたのでありますが、下りも発生して
更に右膝の裏は悲鳴を上げてきたのであります。登りはまだ何とかなったけど、下りはもろに
体重がかかるので痛くて痛くて。杖を突いて何とかやりくりしてました。そして、右をかばって
歩いていたので、左足まで痛みだす始末(苦笑)。もうね、泣きっ面に蜂とはこのことだなって。
 本当に大変でした。でも歩くしかなくて、しかも道が台風の影響か、大雨の影響で削れて
いたり‥‥(苦笑)。丸太が道代わりにおいてあったり‥‥。本当に大変な道だなって。
 しかも、更に急な道だったのであっという間に水がなくなっていって、もう最後は水を飲むのを
我慢して歩いていた感じ(苦笑)。これほど苦痛なことはなかったなぁー。減る水を見ながら歩く
恐怖。汗はどんどん流れて行き、でも水は飲めない辛さ。やっと一口飲む嬉しさ。
 それでも下って登り何とか無事に12番目の焼山寺に到着♪やった。やっと着いた。もう、
崩れ落ちそうでした(笑)。それほどしんどかった。でもなんだろう?凄く気持ちが良いのであり
ますよ。それに、乗り切った達成感。この達成感はなかなか味わう事がで気ないなって思い
ました。登りきった人達はもう皆、戦友みたいな感じでお互いを讃えあってました(笑)。
と言う俺も見知らぬ人に声かけてたしね。「ご苦労様」ってね。あと、自販機がありまして、皆
群がってました(笑)。俺もしっかりと水分を補給しましたよ。
 さて、感慨にふけるにはまだ早くて。この後は宿を目指さないとね。ここで知り合った人達は
すぐ降りたところに宿を取っていまして。でも、俺達はまだまあ時間があるので先を目指すことに。
 10キロ進んだところに温泉があるので今日はそこへ泊まろうって言うことに。途中まで皆で
歩いていたんだけど、宿の前で別れました。最後は皆一人一人握手して別れましたよ。
みんなで苦しんで乗り切ったからこそ握手をして別れたんだと思う。まだまだ先は長いんだけどね。
 でも、ここで会えたのは何かの縁だと思う。お遍路をしていると一期一会がとても身に染みる。
 出会いがあれば別れがあるのは当然なんだけど、すごく感慨深くなってしまうのである。でも、
前へ進まなくちゃー行けない。お互い、無事を祈りつつ別れたのであります。
 結局温泉を目指すことになったのは俺と相方のAさん。後最年少のH君。彼はなんと14歳。
 しかし、どこでどう道を間違えたのか、温泉へ行くはずが、違う道へ‥‥(爆)。確かにお遍路の
標識どおりに歩いていたからなぁー‥‥。しかも、焼山寺の後の峠越え。これは精神的に来た
のであります。もう登ったり下ったりは終わったと思った矢先の急な峠(苦笑)。なじゃこれりゃー
って叫んだもん。みんなで(笑)。でも歩くしかなくて頑張って歩きました。
 やっとアスファルトの道に出た時は本当に嬉しかった。歩いているとお接待を受けまして、お茶
をご馳走になりました。その人に宿の話をすると、違う宿を教えていただきまして、なんとそこの
宿に電話までしてくれまして何とか寝床を確保。もう外はうっすらと暗くなってきてまして、お接待
をしてくれた人に挨拶をして別れました。本当、四国の人はなんて優しい人が多いんだろう?
ちょっとした親切がすごく身に染みるのであります。
 さて、ここで、相方のAさんと別れました。Aさんは俺よりも1日休みが少ないのここからは別行動
でということになりまして、俺はH君と植村旅館を目指したのであります。もう外は真っ暗で彼の
ヘッドライトがなかったら無事に辿りつけていたかなぁーって言う感じでした。本当に彼と一緒で
助かったなぁーって。
 そして、何とか植村旅館に到着。すでにいた男の人に挨拶をして一緒に晩飯を食いに行き
ました。もう旅は道連れ世は情けですよ(笑)。そして戻ってきてらいとうさんばったり会いまして。
 ここでようやく自己紹介をしたのでありますな(笑)。まあ、そのあとは男どもでずっと話をして
いました。12時近くまで語り合ったのでありますよ(笑)。皆で色々と話した。今日会ったばかり
なのに、昔から知っていたような感じでね。楽しかった。違った人生を歩んできたんだけど偶然
知り合ったこの縁。お遍路をして知り合った縁。目的は違えど、一生懸命に歩いている。
 お遍路をしていると言う連帯感。普通では体験出来ないことを今俺はしているんだと思いました。
 明日も早いので、名残惜しいけど寝ることに。でも、またきっと会えるだろう。


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徳島 発心の道場 5 [お遍路]

2004年 10月13日 前半部
 さてやって来ました。最初の難所お遍路転がし。
 朝6時に宿を出発してひとまず11番目の藤井寺にて納経を済ませたのであります。さて、ここ
からが今日のメインディッシュ。12番目の焼山寺は役13キロの山道。健脚5時間。並足6時間は
かかる道。気合を入れていざ出発なのでありますよ。
 本当に、死ぬかと思いました。この道は半端じゃなかった。確かに、まだ整備された山道なの
だけど大変でした。相方のAさんはすいすいと登っていくけど、俺は杖を頼りに登っていくのが
やっとだったりする。本当、最大の難所って言うのが分かる気がする(苦笑)。
 進んでは、休んで、水を一口飲んで、進んでは休んで、水を飲んでの繰り返し(苦笑)。全然
前に進んでない気がする(苦笑)。それでも、前に進むしかないのでありますよ。もっと、足腰を
鍛えておくべきだったーと悔やんでもしょうがない。前へ前へ。一歩一歩確実に歩いていくしか
ないのでありますよ。実際このときは右足の膝の裏を痛めていまして、もう本当に辛かった。
 足を伸ばすと痛みが走るのであります。でも歩くしかなくて、痛みと戦いながら前に進んで
いたのでありますよ。なんでこんなことまでして歩いているんだろう?自問自答してました(笑)。
 こんな苦しいことをわざわざ何で俺はしているんだろう?足は痛いし、後どれだけ歩けば目処が
立つんだろうか‥‥?暑いし、苦しいし、足は痛いし‥‥。水は減っていくばかり。焦りが出て
来たのでありますよ。俺は800ml入る水筒に、500ml入るペットボトルを2つ。持っていたのであり
ますが、どんどん減っていくのでありますよ。水がなくなっていく恐怖。水の大切さをここで俺は
知りました。途中で補給する事が出来たときはどれだけ助かったことやら。安心できたことやら。
水が美味しかった事やら。水のありがたみを知りました。
 歩くこと3時間。中間地点に着いたので昼飯に。昨日買った徳島ラーメンをここで食べたので
ありますが、ここで貴重な水を使っていたのであります(爆)。地図ではまだ水を補給する事が
出来るのを確認していたんだけどね。しかし、これが自分達にとって首を絞めることになるとは
その時は知らなかったのであります。
 徳島ラーメンは美味かった。朝から歩き続けてやっとの休憩。さすがに疲れたので1時間ほど
休憩。登っている人達がみんなここで休んでいるみたいで、知らない者同士なんだけど、連帯感
からか和気藹々と談笑してました。


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徳島 発心の道場 4 [お遍路]

 久しぶりの更新になります(苦笑)。書こう書こうと思っていてなかなか進まなかったけど、もう
すぐお遍路に行くかと思うと書き上げないと思いまして(笑)。続きです。
2004年 10月12日 後半部
 さてさて昼飯を無事に済ませた俺達は一路今晩の宿へ。
 明日はお遍路の中でも一番の難所 焼山寺。出来るけ焼山寺の近くに宿を取らないと行け
無いのであります。
 あと、徳島に着てからTシャツ1枚で歩いているんだけど、天気が良すぎて日焼け(爆)。
 俺は色白ですぐに焼けるのでもう腕や首がひりひりしていたいのでありますよ。なので、道を
少し変更しました。広い通りを歩いて薬局にて日焼け止めを買おうと言う事で。
 お陰で日焼け止めは買ったけど、時すでに遅しって言う感じでもう腕はまっかっか(苦笑)。
 それでも、これ以上ひどくならないためにも日焼け止めを購入。あと、スーパーで徳島ラーメン
ゲットしました。明日の昼飯は徳島ラーメンと言う事でね(笑)。
 そして、ひたすら宿を目指して歩き続けたのでありますよ。広い道から田舎道に変更。景色が
良くて、空気もおいしくて、ただ歩くだけなのにとても気持ちが良い。そうこうしていると、吉野川
を越える橋に。お遍路のマナーとして、橋の上では杖をつかないことになっているのであります。
 昔、弘法大使様が橋の下で野宿したときに杖を突く音がうるさくて寝れなかったと言う物語が
ありまして、橋を渡るときには杖を突かずに歩くと言う暗黙の了解が出来上がったのであります。
 なが~~~い橋を渡りまして、吉野川って広いなぁ~って思いました。岐阜も川がたくさんある
のでちと岐阜を思い出したかな?
 そして、街中へ突入。駅前にはたくさんの宿があったので今回はビジネスホテルをチョイス。
 ひとまずチェックインをして、荷物を降ろして晩飯に出かけたのであります。晩飯もうどん(爆)。
 だってさぁーうどんおいしくて安いんだもん。おいしかったぁーーー。元気になりましたよ。
 あと、名水の源泉が近くにあるのを発見したのでその水でコーヒーを飲もうって言う事で盛り
上がりまして(笑)。無事に見つけたんだけど、今では飲める状態ではない事が判明(爆)。
 うーーーーーーむ、どっと疲れが溜まりました(苦笑)。
 と言う事で、今日はこれまで。明日はお遍路の中でも一番きついと言われる遍路転がし。
 朝早起きして頑張ってきます。


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徳島 発心の道場 3 [お遍路]

2004年 10月12日 前半部
 朝6時に目が覚める‥‥。うーむ、昨日早く寝たお陰で疲れも取れているし、体もそれほどきつく
ないなと。
 朝7時に朝食を取って8時に十楽寺を出発。今日の目標は11番目の手前まで着く事が出来れば
オッケーだなーとね。
 と言う事で今日も元気に歩き始めたのでありますよ。8番目の熊谷寺までは約4キロの道のり。
大体1時間歩けば着くくらいの距離なのでありますよ。
 無事に8番目の熊谷寺に到着して納経を済ませたのであります。自転車で回っている青年に
出会いまして、少し話しをしました。横浜から来ているみたいで、お金が勿体無いから納経は
しないみたい。まあ、人それぞれのやり方しと思ったのであります。
 自転車でのお遍路は荷物が積める分、歩きより楽かなと思ったりもするのでありますが、自転車
だから大変と言うこともあるらしい。その子は野宿をしているらしいのだが、野宿するポイントを
見つけるのも大変らしい。あと自転車だと思いのほかスピードが出るので歩きのマークを見落とす
事がよくあるらしい。道を間違えることもざらだとか。大変なんだなとね。
 と言う事で、お互い無事を祈りつつ別れたのでありました。
 そして次の寺法輪寺を目指したのであります。2.4キロの田舎道をのんびり歩いていたので
あります。天気も良く、Tシャツ一枚でも暑いくらいなのでありますよ。
 無事に9番目のお寺法輪寺に到着。到着したらさっきの自転車君が丁度出発するところだった
のでありますよ。もう会うこともないかなと思っていた矢先の再会(笑)。この調子だとまた会うかも
知れないねと話し、また別れたのでありました。
 さて、寺の外のお茶屋で一休みをして次の10番目の切幡寺を目指すことにしたのであります。
 次ぎは約4キロの道筋。時間も丁度お昼ぐらいなので、この切幡寺のあとにお昼にしようという
ことに決定。地図を見るとうどん屋があるのでお昼はうどんを食べようと。
 ここまでの道中は特に大変な道があったわけではなかったのであります。しかし、切幡寺の坂
は急な坂になっていまして、これは大変だと思ったのであります。丁度上り始めるところで店の人
が荷物を預かってくれたお陰で難なく上りきる事が出来たのでありますが、ここを荷物を持って
上っていくのは大変だったと思うのでありますよ。無事に到着して、門を潜ると自転車君とまた
再会(笑)。いやー彼は自転車でこの急な坂を登ってきたらしい。もう足を使いきったみたいで
ぴくりとも動かなかったしね。まさか、また会って抜かされるとはって話していたしね(笑)。2度ある
ことは3度あるものとは昔の人はよく言ったものだと思うのであります。
 と言う事で、自転車君にまた別れの挨拶をして来た道を戻り荷物を回収してお昼を取ることにした
のであります。
 お昼はうどん。うどん亭と言うところでうどんを食っていました。いやー安い上においしいのであり
ますよ。麺に腰があって本当においしい。ずっと歩きづめだったのもあるので余計においしく感じた
のかもしれないね(笑)。そして、ここでもいとうさんに会っていたりするのでありますな(笑)。


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